中村美咲, 西川和男 シャープ株式会社
Ⅱ. 原 理 1. プラズマクラスターの発生のしくみ 開発したイオンデバイスは、2 本の発生電極を有し、 それぞれにプラス、マイナスの電圧をかけ空気中の水 分子と酸素分子を電気的に分解して「水素のプラスイ オン」と「酸素のマイナスイオン」を放出する。放出 された「水素のプラスイオン」と「酸素のマイナスイ オン」はそのままでは非常に不安定な状態なため、 空気 中の水分子がブドウ房のようにイオンのまわりに寄り 集まる性質により、 プラスとマイナスのイオンのそれ ぞれを水分子が取り囲みクラスター状のプラスイオン (H3O+ (H2O) n)、マイナスイオン(O2-(H2O) n)となっ て、安定化されて空気中に放出される。(図1) 空気中に放出されたプラスとマイナスのプラズマク ラスターイオンが菌の表面を取り囲み、オキソニウムイオン(H3O+)とスーパーオキシドアニオン(O2-) が反応することによって、表面上で対象物を酸化させ る機能を持つ OH ラジカル(ヒドロキシラジカル)と いう活性物に変化する。OHラジカルは菌の表面タンパ ク質から水素を抜き取り、表面タンパク質を破壊して 水に戻るという性質を持っている。(図2) また、本方式で用いるイオンは、自然界に存在する ものと同種のイオンを用いるもので、皮膚や眼、遺伝 子などに対し安全性試験を行い、安全な技術であるこ とが実証されている。
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