2020年4月25日土曜日

放電プラズマにより生成したクラスターイオンを用いた気中浮遊 高病原性H5N1型トリインフルエンザウイルス感染機能低減技術

松 岡 憲 弘* 西 川 和 男*

要  旨
大気圧下でのプラズマ放電により生成したクラスターイオンにより,高病原性H5N1型トリ インフルエンザウイルスの感染機能が低下することを確認した。空気中の高病原性H5N1型ト リインフルエンザウイルスに対するクラスターイオンの効果を,MDCK細胞を用いた50%細 胞感染量測定法(TCID50)及び免疫蛍光抗体分析法(IF法)により調べた。この結果,これらのイ オンをH5N1型トリインフルエンザウイルスに作用させることで,ウイルスの感染力が大きく 低下することを確認した。

むすび
イオン発生素子より生成された正および負イオンに よる高病原性H5N1型トリインフルエンザウイルスの 感染機能消失効果について調べた。その結果,次の点 が明らかになった。 (1) ウイルス感染力価(TCID50 ) 評価の結果,イオン 発生素子動作時では,イオン発生素子を動作させない 状態と比べると,気中ウイルス感染力価の大幅な減少 が認められ, 5~15分で99%減少することを確認した。 (2)免疫蛍光抗体分析法(IF法)による評価の結果, 正と負のクラスターイオンを作用させたウイルスを接種した細胞において4日経過後,蛍光染色が見られず, 感染力が低下していることを確認した。 今回,正負クラスターイオンにより高病原性H5N1 型トリインフルエンザウイルスの感染機能低減効果を 確認した。この結果よりプラズマクラスターイオンは, 室内環境の浄化に大きな効果を発揮するものと考えら れる。

論文はここ

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